投資家の皆さまへ
CENmatへの投資
CENmatは、水電解を材料レベルから再設計しています。対象はAEMとPEMの両方で、材料・部材からスタック、システムまでを手がけています。私たちが目指すのは、重要原材料を使わないPFASフリーのAEM材料と、PEM向けの超低イリジウムアノードによるグリーン水素です。
なぜ今なのか
グリーン水素の普及を拡大するには、水電解装置をより安価でクリーンにし、希少な原材料への依存を減らす必要があります。どの技術がその道を進めるかは、3つのボトルネックによって決まります。
規制
強まるPFAS規制
一般的なPEM用の膜とイオノマーはフッ素系ポリマーです。現在、欧州化学品庁がEU全域を対象とした広範なPFAS規制を検討しています。10~20年の運用を見込んでスタックを計画するのであれば、この流れを無視することはできません。
PFASフリーの水電解装置 →原材料
希少なイリジウム
PEMのアノードにはイリジウムが必要です。イリジウムは採掘される元素の中でも特に希少で、他の貴金属の採掘に伴う副産物としてのみ回収され、世界の生産量は年間一桁トン規模にとどまります。イリジウムの供給量が、PEMの拡大ペースを制約しています。
イリジウム計算ツール →コスト
決め手はLCOH
グリーン水素は均等化水素コスト(LCOH)で競います。電力価格と稼働時間に加え、水電解装置の設備費と寿命、ひいてはその材料がコストを左右します。
LCOH計算ツール →当社の技術的優位性
長期試験およびスタック試験で得られた測定結果です。いずれも当社の製品ページで公開しています。
> 8,000 h*
AionFLX™ Plus複合膜の長期連続運転(劣化速度 < 15 µV/h)
* 50 °C, 1 M KOH
AionFLX™膜0.2 mg Ir/cm²*
OXYGN-M超低イリジウムPEMアノード:2 A/cm²で1.86 V、1,000時間超にわたり劣化なし
* 80 °C
OXYGN(PEM)6 kW
HYScale AEMショートスタックの検証完了
HYScale100 kW
900 cm²セルで構築したHYScale AEMシステム:製造完了・試運転中
HYScale
* 試験条件。詳細は製品ページおよびデータシートをご覧ください。
模倣が難しい理由
AEM材料システム
PFASフリー・CRMフリー
AionFLX™の膜とイオノマーはPFASフリーで、同じ材料ファミリーに属します。OXYGNおよびH2GNの触媒と電極は重要原材料を必要としません。すべての製品は一括で適格性評価を行えるよう開発されており、3社ではなく1社のサプライヤーで対応できます。
AEM製品 →PEM
超低イリジウム
OXYGN-MはPEMアノードのイリジウム担持量を0.2 mg Ir/cm²まで低減します。これは従来の高イリジウムアノードと比べておよそ1桁低い水準で、2 A/cm²において1.86 Vを達成しています。
OXYGN(PEM) →スケールアップ
試験片レベルの先へ
電極は400 cm²および6 kWショートスタックで検証済みで、単セルとスタックで同等の性能を示しています。AionFLX™は最大1,000 cm²のシートとして半自動でキャストされ、900 cm²で検証済みです。100 kWスタックに対応するバッチ規模で製造しています。
膜のスケールアップ →ルーツ
DLRの研究から誕生
CENmatは2019年、ドイツ航空宇宙センター(DLR)のスピンオフとして設立されました。2026年7月、DLRは、DLRが開発した水電解装置プロトタイプの設計ライセンスをCENmatが取得し、市場投入を目指すことを発表しました。
DLRライセンスについて →実績
295万ユーロ
非希薄化型のEU資金:Horizon 2020/Horizon Europeの5プロジェクトにおけるCENmatへの配分額(CORDIS)
当社の材料はEUの助成プロジェクトで開発・スケールアップされており、HYScaleでは当社がコーディネーターを務めています。AEMおよびPEM向けのすべての材料を有償サンプルとしてご提供しています。
CENmatがコーディネーター · 2023年6月–2027年5月
HYScale
CENmatがコーディネーターを務めるHorizon EuropeプロジェクトHYScaleは、重要原材料を使わないアドバンスト・アルカリ(AEM)水電解技術を100 kWシステムへとスケールアップします。
CENmatへのEU拠出額: 131万ユーロ
Horizon Europe · Clean Hydrogen Partnership
プロジェクト詳細 →CENmatはパートナー · 2024年1月–2027年12月
REDHY
REDHYは、重要原材料やPFAS系の膜・イオノマーを使わないレドックスメディエーター方式によって、水電解を新たに構想するプロジェクトです。CENmatはプロジェクトパートナーです。
CENmatへのEU拠出額: 50万ユーロ
Horizon Europe · Clean Hydrogen Partnership
プロジェクト詳細 →CENmatはパートナー · 2025年3月–2029年2月
SWEETHY
SWEETHYは、アニオン交換膜をベースとした海水直接電解技術を開発し、風力・太陽光発電と組み合わせた分散型の水素製造を目指すプロジェクトです。CENmatはプロジェクトパートナーです。
CENmatへのEU拠出額: 43万ユーロ
Horizon Europe · Clean Hydrogen Partnership
プロジェクト詳細 →完了済み:NEWELYおよびPROMET-H2(Horizon 2020)。CENmatへのEU拠出額はそれぞれ20万ユーロ、52万ユーロです。公的助成プロジェクト一覧
EU拠出額は助成契約(Grant Agreement)に基づきます。出典:CORDIS。
マイルストーン
- 2019年DLRのスピンオフとして設立。
- 2023年6月Horizon EuropeプロジェクトHYScale(Clean Hydrogen Partnership)が始動。CENmatがコーディネーターを務める。
- 2025年9月AionFLX™膜の合成とキャスティングをスケールアップし、100 kWスタック分のバッチ量を実現。
- 2026年6月DLRのInvestor Dayで投資家向けに発表したDLR発スタートアップ14チームの1つ。
- 2026年7月DLRが開発した水電解装置プロトタイプの設計ライセンスを取得。
- 現在900 cm²セルで構築したHYScale 100 kWシステム:製造完了、試運転中。
ビジネスモデル
当社は水電解のバリューチェーン全体で製品を販売しています。お客様はサンプルから始め、当社とともにシステムまで拡大していただけます。
01 · 材料
膜、イオノマー、触媒
AEM向けのAionFLX™膜とイオノマー、OXYGNおよびH2GN触媒、ならびにPEM向けのOXYGN-M超低イリジウム触媒。
詳しく見る →02 · 部材
電極とCCM
AEM向けの触媒コーティング電極、PEM向けの触媒コーティング膜(CCM)、および組み合わせを最適化したAEM材料パック。
詳しく見る →03 · スタック
HYScaleスタック
評価用および有償パイロット向けのAEMショートスタック。自社材料をベースに製造しています。
詳しく見る →04 · システム
HYScaleシステム
0.5~1 MW級を目指すシステム。パートナーと統合し、パイロットおよび商用プロジェクトに展開します。
詳しく見る →投資に関するお問い合わせ
水素、水電解、気候テック分野に投資されている方で、CENmatについて知りたいとお考えでしたら、貴ファンドまたは貴社の概要と投資の重点分野をお知らせください。
お問い合わせは経営陣に直接届きます。非公開情報は、秘密保持契約(NDA)を締結した場合に限り共有いたします。
メールをご希望の場合は、info@cen-mat.com までお送りください。ご返信は英語またはドイツ語となります。
会社概要
- 会社名Cutting-Edge Nanomaterials UG (haftungsbeschränkt) · CENmat
- 設立2019年、DLRからのスピンオフ
- 登記上の所在地Schienenweg 25, 49626 Berge, Germany
- 研究所・来訪先住所Röhrer Weg 8, 71032 Böblingen, Germany
- 技術AEMおよびPEM水電解(材料からシステムまで)
- EU助成Horizon Europe · Clean Hydrogen Partnership
本ページは情報提供のみを目的としており、有価証券または持分の売付けの申込み、もしくは買付けの申込みの勧誘を構成するものではありません。法的情報:Legal Notice(英語)。